チームワーク

データサイエンスプロジェクトはノートブック、データ、環境、スクリプトといった多数の構成要素が存在するため、複雑になりがちです。 それにより、チームの効果的な連携が困難になる場合があります。

Datalore は、データチームのコラボレーションを簡単で楽に行えるようにできます。 Datalore のコラボレーション機能の簡単な概要をこちらの動画でご覧ください。

ノートブックでのリアルタイム共同作業

Datalore では、同僚とリアルタイムでノートブックを編集できます。 作業をワークシートに分割したリ、同じコードセルを同時に作業することも可能です。 編集時には、コードへの変更をライブで確認することができます。 環境、データ、および計算の状態が自動的に共有されます。

ノートブック共有

リンクまたはメール使って招待するだけでノートブックを共有できるほか、表示または編集のアクセスレベルを設定できます。 共同作業ユーザーは、あなたとリアルタイムで同時に、またはあなたがオフライン中にノートブックにアクセスできます。

メール招待によるレポートの共有

メール招待でレポートを共有すれば、セキュリティが強化されます。 この新しい追加機能を使用して新しい Viewer ライセンスを持つユーザーを含む特定のユーザーにメール招待を送信すれば、招待を受けた人にアクセスを限定できます。

コラボレーターのカーソル追跡

右上にあるコラボレーターのアカウントアイコンをクリックするだけで、コラボレーターのカーソルに移動して、リアルタイムでカーソルを追うことができます。

添付ファイルでのコラボレーション

ノートブックに添付された Python スクリプトやその他のファイルをチームメンバーと共同編集することで、完全なコラボレーション体験を得られます。 右側のサイドバーエディターでは、共同作業者のカーソルを見ることができます。また、ファイル内容の更新をリアルタイムで確認できます。

チームワークスペース

ワークスペースでチームプロジェクトを編成すると、すべてのメンバーが同じ情報を共有することができます。 1 箇所でノートブック、データ、およびレポートにアクセスし、更新情報をリアルタイムで取得できるため、未同期のノートブックがローカルマシンに取り残されるような状況がなくなります。 各ユーザーは個人的な実験を行なう目的でホームワークスペースを使用できます。

アクセス権の表示と編集

ノートブックまたはワークスペースを共有する際は、アクセス権を構成できます。 表示アクセスでは、ユーザーはノートブックとワークスペースのコンテンツの表示しか行えませんが、編集アクセスでは、コードの変更、セルの実行、計算の開始など、ノートブックへのフルアクセスが付与されます。

内部バージョン管理

履歴チェックポイントを作成してチームの作業進捗を追跡したり、バージョン間の差分を確認したり、いつでも前のチェックポイントに戻ったりできます。 シートやセルを削除するなどのアクションでは、チェックポイントが自動的に作成されます。

内部利用プラン

Enterprise

データサイエンスチームのメンバーごとに、異なる計算リソースが必要となる場合があります。 Datalore では高性能な GPU が必要なメンバーや通常の CPU 計算能力を大量に必要とするメンバーなどに個別の利用プランを作成することができます。 各ユーザーが各マシンタイプを実行できる時間を指定し、他のユーザーが高コストのマシンを実行できないように制限することが可能です。

ユーザーグループのサポート

Enterprise

グループ共有によってノートブックとワークスペースにアクセスできるユーザーを簡単に管理できます。 ユーザーグループは Datalore の Admin(管理)パネル内で作成するか、JetBrains Hub 認証モジュールと同期できます。 JetBrains Hub は選択した認証モジュールのユーザーグループを認証プロバイダー(Azure AD など)と同期できます。 サポートされている認証モジュールの詳細は、こちらをご覧ください。

ノートブックとレポートのコメント機能

ノートブックでもレポートでもセルにコメントを追加できるようになりました。 レポートに追加されたコメントはノートブックの関連するセルに同期されるため、コメントの流れが途切れることはありません。 ディスカッションが終了したら、関連するコメントを解決済みにして会話を切り上げることができます。 ベータバージョンではコメントの通知とテキスト内のメンションが機能しませんが、これらは次のリリースで実装される予定です。