DataSpell 2025.2 の新機能

DataSpell のデータ解析用 AI ファーストツールとしての新たな一面を公開

DataSpell は 2025.2 リリースから JetBrains for Data ファミリーのデータ解析用 AI ファースト環境として新たな道を歩み始めます。 当社のデータ製品に AI を投入するという当社のコミットメントを反映し、このバージョンの DataSpell からすべての有料サブスクリプションにこの製品内で無料で使用できる JetBrains AI Pro が付属するようになりました。 ただし、付属する AI Pro サブスクリプションは DataSpell での使用に限定されています。

データ解析作業に使用できる DataSpell の機能については、以下をお読みください。

AI Pro が無料で付属することになりました!

JetBrains AI Pro を使用できるようになりました。また、すべての有料 DataSpell サブスクリプションに無料で付属するようになりました。 JetBrains AI Pro では、データタスクに特化した最先端の AI ツールと、OpenAI、Google、および Anthropic の最新のモデルを利用できます。 DataSpell では、データ解析のすべての段階で AI に頼ることができます。

プロジェクト作成を容易化

プロジェクトのオンボーディングを大幅に簡略化しました。AI Assistant を使用してプロジェクトの構成を作成できるようになりました。

従来通り、Jupyter ノートブック、Python スクリプト、または R スクリプト用に自動的にセットアップされた環境を使って作業を開始することもできます。 データ接続プロジェクトテンプレートを利用し、ファイルかデータソースをアタッチするだけで開始することも可能です。

DataSpell での作業の開始方法については、クイックスタートガイドをご覧ください。

データ解析専門の AI エージェント

DataSpell にワークフローを中断することなく多様なデータタスクを処理できる AI エージェントが統合されました。 エージェントを構成したり、特定のタスクに最適なエージェントの選択に時間を費やしたりする必要はありません。 AI チャットで AI agents icon アイコンを使用して DataSpell の AI Agents を有効化し、AI エージェントにタスクの完了を依頼できます。 DataSpell はその依頼を最適なエージェントに自動的に送信します。

DataSpell の AI エージェントは以下の機能を提供します。

  • インタープリターとパッケージの管理
  • フォルダーとファイルの整理
  • データベースへの接続とその構成
  • Jupyter ノートブックの操作(セルの作成、ノートブックの実行など)
  • エクスポート操作の処理
  • Data Wrangler によるデータ変換

JetBrains AI の改善

ソースセルのコンテキストを考慮する AI Assistant を使用して Jupyter ノートブックと SQL セルのコードを生成できるようになりました。 これを行うには、コンテキストメニューで AI Edit Cell(セルの AI 編集)をクリックするか、右側のツールバーの AI icon アイコンからそのアクションを呼び出します。

ファイルとデータソーステーブルをアタッチして AI にコンテキストを提供することも可能です。

AI チャットにいくつかの効果の高い更新を導入し、以下を行えるようにしました。

  • チャット内で直接一般的な質問をする
  • クエリ内でデータベースオブジェクトを名前で参照する
  • テキストプロンプトから直接インラインチャートを作成して可視化する

データの操作と結果のエクスポートに関する改善

このリリースより、Data Wrangler で行ったすべての変更を Jupyter ノートブックのセル内で直接確認できるようになりました。 ワンクリックで変更をデータフレームに適用し、コードに反映させることができます。

テーブル形式のデータを扱う際、これまで以上に簡単に結果をエクスポートできるようになりました。 DataSpell テーブルのデータをコピーするだけで、Google スプレッドシート、ドキュメント、スライドなどの任意の外部ツールに完全に編集可能な状態でデータを貼り付けることができます。 この機能は現時点では macOS には提供されていませんが、近日中に追加される予定です。

右上端からノートブックを PDF としてエクスポートする機能に簡単にアクセスできるようになりました。 export icon アイコンをクリックし、以下の 3 つのオプションから選択するだけです。

  • Entire Notebook(ノートブック全体)
  • Only Outputs(出力のみ)
  • Markdown and Outputs(Markdown および出力)

AI チャットにデータベースオブジェクトをアタッチする機能

AI チャットに提供するデータベースのコンテキストをより明確に指定できるようになりました。 従来はスキーマ全体のみをアタッチ可能でしたが、 テーブルやビューなど、操作する必要のあるデータベースオブジェクトをアタッチできるようになりました。 これは、比較的大きなスキーマを使用している場合に特に役立ちます。

データベースオブジェクトをアタッチするには、入力フィールドに @ または # と入力し、dbObject: を選択するか入力した後、アタッチするオブジェクトをリストから選択します。

ぜひこの更新を活用してください! データ解析用の AI ファーストツールへの道のりは始まったばかりですので、どのようなフィードバックやご意見でも歓迎いたします。こちらのアンケートでも受け付けております。 バグに遭遇した場合や機能の提案がある場合は、課題トラッカーでお知らせください。

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