詳細な構成
IDE 設定で利用できる標準オプションに加えて、PyCharm では基盤となるプラットフォームや Java ランタイムの低レベルな構成も行えます。
JVM オプション
PyCharm は Java 仮想マシン (JVM) 上で実行されており、そのパフォーマンスを制御するためのさまざまなオプションがあります。
PyCharm の実行に使用されるデフォルトのオプションは、IDE インストールディレクトリで指定されています。
<IDE_HOME>\bin\pycharm64.exe.vmoptions
PyCharm.app/Contents/bin/pycharm.vmoptions
<IDE_HOME>/bin/pycharm64.vmoptions
JVM オプションを構成する
次のいずれかを実行して、JVM オプションを含むデフォルトファイルのコピーを 構成ディレクトリに作成し、元のファイルをオーバーライドします:
メインメニューで へ移動します。
PyCharm を開始できない場合は、JVM オプションを含むデフォルトファイルを PyCharm 構成ディレクトリに手動でコピーしてください。
PyCharm 構成ディレクトリへの書き込み権限がない場合は、 PYCHARM_VM_OPTIONS 環境変数を追加して、希望する JVM オプションを設定したファイルのロケーションを指定できます。 このファイルは、元のデフォルトファイルと PyCharm 構成ディレクトリにあるコピーの両方を上書きします。
JVM オプションファイルを見つける
PyCharm がどこから JVM オプションを取得しているかわからない場合は、以下を確認してください:
PYCHARM_VM_OPTIONS環境変数で指定された場所。 指定されたファイルが存在する場合、他のすべての JVM オプションファイルを上書きします。Toolbox アプリが現在の PyCharm インスタンスを管理している場合は、Toolbox アプリを開き、該当する IDE インスタンスの横にある
をクリックして、 設定 を選択します。 構成 で、 Java Virtual Machine のオプション を見つけて、 編集 をクリックします。スタンドアロンの PyCharm インスタンスを実行している場合は、 構成ディレクトリを確認してください。
以前の場所で JVM オプションファイルが定義されていない場合、PyCharm は デフォルトの JVM オプションファイルを使用します。 変更しないでください。 PyCharm が使用するデフォルトオプションを確認する場合にのみ使用してください。
共通オプション
ほとんどの場合、JVM オプションはデフォルト値が最適です。 以下は一般的によく変更されるものです。
-XmxJVM が PyCharm の実行用に割り当てる最大メモリヒープサイズを制限します。 デフォルト値はプラットフォームによって異なります。 動作が遅いと感じる場合はこの値を大きくしてみてください。例えば、値を 2048 メガバイトに設定したい場合は、このオプションを
-Xmx2048mに変更します。詳細については、 IDE のメモリヒープを増やす を参照してください。
-XmsPyCharm の実行用に JVM が初期割り当てするメモリを指定します。 デフォルト値はプラットフォームによって異なります。 通常は、許可されている最大メモリの約半分(-Xmx を参照)に設定されています。例えば、
-Xms1024mです。-XX:NewRatioヒープ内の若世代と老世代のサイズ比を指定します。 ほとんどの場合、2~4 の比率がおすすめです。 これにより若世代のサイズが老世代の 1/2~1/4 になり、ひとつのプロジェクトや少数のファイルのみを扱う場合に適しています。 一方、頻繁に新しいファイルを開いたり、複数プロジェクトを切り替えたりする場合は、若世代を増やす必要があるかもしれません。 この場合は、
-XX:NewRatio=1の設定を試してください。これにより若世代が老世代と同じ大きさになり、オブジェクトが若世代に長くとどまります。詳しくは、 Java ガベージコレクションの基本(英語)を参照してください。
各オプションを別の行に指定します。 JVM オプションファイルの例:
使用可能な JVM オプションの詳細については、 java(英語) コマンドリファレンスを参照してください。
プラットフォームのプロパティ
PyCharm では、ユーザーインストールのプラグインのパスやサポートされる最大ファイルサイズなど、プラットフォーム固有のさまざまなプロパティをカスタマイズできます。 PyCharm の実行に使用されるデフォルトのプロパティは、IDE インストールディレクトリで指定されています。
<IDE_HOME>\bin\idea.properties
PyCharm.app/Contents/bin/idea.properties
<IDE_HOME>/bin/idea.properties
プラットフォームのプロパティを構成する
以下のいずれかを実行して、元のファイルの値をオーバーライドする空の idea.properties ファイルを 構成ディレクトリに作成します。
に進みます。
PyCharm を開始できない場合は、PyCharm 構成ディレクトリに空の idea.properties ファイルを手動で作成してください。
PyCharm 構成ディレクトリへの書き込み権限がない場合は、 PYCHARM_PROPERTIES 環境変数を追加して idea.properties ファイルのロケーションを指定できます。 このファイルのプロパティは、元のデフォルトファイルと PyCharm 構成ディレクトリにあるファイルの対応するプロパティを上書きします。
共通プロパティ
ユーザーは デフォルトの IDE ディレクトリの場所を変更することがよくあります。 詳細については、 IDE ディレクトリの場所を変更する を参照してください。
パフォーマンスに影響を与える可能性のある制限:
idea.max.content.load.filesizePyCharm が開くことができるファイルの最大サイズ(キロバイト単位)です。 大きなファイルの操作はエディターのパフォーマンスに影響し、メモリ消費量を増やすことがあります。 デフォルト値は
20000です。idea.max.intellisense.filesizePyCharm がコーディング支援を提供するファイルの最大サイズ(キロバイト単位)です。 大きなファイルに対するコーディング支援はエディターのパフォーマンスに影響し、メモリ消費量を増やすことがあります。 デフォルト値は
2500です。idea.cycle.bufferコンソールのサイクリックバッファの最大サイズ(キロバイト単位)です。 コンソール出力サイズがこの値を超えた場合、最も古い行が削除されます。 サイクリックバッファを無効にするには、
idea.cycle.buffer.size=disabledを設定します。idea.max.vcs.loaded.size.kb変更の比較時に過去のファイル内容を表示するために PyCharm が読み込む最大サイズ(キロバイト単位)です。 デフォルト値は
20480です。
各プロパティを別の行に指定します。 プラットフォームプロパティファイルの例:
PyCharm は、環境(ウィンドウマネージャー、ランチャー、ファイルシステムなど)との相互作用を定義する他の多くのプロパティも提供します。 それらのほとんどは、(明らかに公開されていないという意味で)非表示の設定のように機能し、場合によっては有効または無効にする必要があります。 これらのプロパティは、 JetBrains サポート(英語)からアドバイスを受けた場合にのみ変更してください。