このバージョンのハイライトは以下の通りです。
Model Context Protocol(MCP)をサポートすることで、Junie をデータベース、ファイルシステム、API などの外部ソースに接続できるようにしました。
IDE の設定(Tools(ツール)| Junie | MCP Settings(MCP 設定))で MCP サーバーの構成を全体またはプロジェクトレベルで追加・編集できるようになっています。
WSL 2 ファイルシステム(\\wsl$\... または \\wsl.localhost\..)配下にあり、PhpStorm から直接開かれたプロジェクトで Junie が動作するようになりました。
Junie は単純なタスクを実行できますが、その真価を発揮するのは比較的複雑なタスクが割り当てられた場合です。そのプロンプトの処理速度が最大 30% 向上しました。
リモート開発をサポートすることで、IDE のバックエンドがリモートホストで稼働している場合でも Junie プラグインを使用できるようになりました。
JetBrains AI Assistant にも大規模な更新が導入されました。 オンライン・オフライン両方の作業環境で AI Assistant の性能と柔軟性がさらに向上しました。また、これまで通り無料で使用することができます。 新機能は以下の通りです。
PhpStorm のリモート開発機能はバージョン 2025.2 でベータベータ版から正式版へ移行完了しました。これにより、リモートでホストされている PhpStorm プロジェクトをソースコードがローカルにある場合と同じように扱えるようになりつつあります。 以下の品質改善に伴い、ベータ版の指定が外されました。
PhpStorm 2025.2 では移動操作や検索を改善することで Include Path(インクルードパス)設定ダイアログを再構築し、PHP ライブラリフォルダーをインデックス作成から除外しやすくしています。
Include Path(インクルードパス)のリストがデフォルトで親ディレクトリのみを表示するようになりました。そのため、特定の子ディレクトリをインデックス作成の対象から除外するには、リスト内で親ディレクトリを選択し、ツールバーの Exclude Under This Path(このパス配下を除外する)アイコンをクリックする必要があります。
PhpStorm 2025.2 は、PHPUnit 12 で導入された変更と非推奨項目をすべてサポートしています。 IDE の警告とインスペクションによって、プロジェクトを最新バージョンのテストフレームワークに円滑にアップグレードできます。
class-string<T> の型推論で、必要な推論される型が正しく表示されるようになりました。 .env ファイルのサポートをさらに強化しました。
PhpStorm 2025.2 では新しい TypeScript-Go 言語サーバーの実験的サポートが導入され、TypeScript 開発にパフォーマンス改善とモダンなアーキテクチャがもたらされました。
typescript の代わりに @typescript/native-preview パッケージを依存関係としてインストールすると、このサポートをプロジェクトで有効にできます。
PhpStorm 2025.2 では、Web Platform Baseline の情報がクイックドキュメント内に直接表示されるようになりました。
ウェブプラットフォーム API にマウスポインターを合わせると、特定の機能が主要ブラウザーで確実に使用できるようになった時期を web.dev の Baseline データに基づいて知ることができます。
PhpStorm 2025.2 では、Bun をよりスマートに統合できるようになりました。 プロジェクト内に bun.lockb または bun.lock ファイルが存在する場合、PhpStorm が自動的に Bun を検出し、それをパッケージマネージャーとして設定します。
bun install の実行、package.json 用コンテキストメニューオプションの使用、依存関係の提案の解決など、すべての関連アクションがデフォルトで Bun を使用します。
PhpStorm 2025.2 では、Parameter Info(パラメーター情報)ポップアップの可読性と操作性を向上させるための改善がいくつか導入されました。
AI Assistant のチャットに提供するデータベースのコンテキストをより明確に指定できるようになりました。 従来はスキーマ全体のみをアタッチ可能でしたが、 テーブルやビューなど、操作する必要のあるデータベースオブジェクトをアタッチできるようになりました。
データベースオブジェクトをアタッチするには、入力フィールドに @ または # と入力し、dbObject: を選択するか入力した後、アタッチするオブジェクトをリストから選択します。
PhpStorm が SQLite データベースファイルの WSL のファイルパスをサポートするようになりました。
その結果、データベースファイルがロックされることなく WSL 内の SQLite データベースにアクセスし、作業できるようになりました。 これを行うには、Data Sources and Drivers(データソースおよびドライバー) ダイアログに移動し、\\wsl$<os>\home\<username>\<database_file_name>.sqlite のファイルパス形式を使用します。 たとえば、\\wsl.localhost\Ubuntu-24.04\home\alexey\identifier.sqlite のようにします。