Upsource 2018.1の新機能

より豊富なコードレビュー機能、GDPR準拠機能、内部的に刷新された IntelliJ IDEAとHub

機能

コードレビューラベル

コードレビューラベル

チームがよりよくコードレビューを整理できるよう、Upsource 2018.1ではコードレビューラベルを導入しています。 これらのラベルを使って、緊急性の高いコードレビューにマークを付け、さまざまなコードレビューを分類し、後から素早くコードレビューを検索できるようにするその他の重要な識別子を追加してください。 この機能により、UpsourceでGitHub プルリクエストのラベルに対応することもできます。

レビュー内の添付ファイル

レビュー内の添付ファイル

従来はUpsourceのコードレビューコメントに画像(スクリーンショットなど)を添付することができました。 このリリースでは、この機能を一歩前進させました。 コードレビューコメントにファイル(関連するドキュメントの一部や仕様書、その他リポジトリにない任意のファイルなど)を添付できるようになりました。

ファイルを未読としてマーク

ファイルを未読としてマーク

コードレビューのプロセスとペースをより細かくコントロールできるようにするため、ファイルを “unread”(未読)としてマークできるオプションを追加しました。 これにより、どのファイルに戻るべきかが明確に分かるようになり、見落としがなくなります。

コメント内のチェックリスト

コメント内のチェックリスト

レビュー中のコードについて大量の改善提案がある場合は、マークダウンを使ってコメント内にチェックリストを生成してください。 未完了の項目を [] で表し、完了した項目を [x] で指定します。 これにより、コメント内にチェックボックスの一覧が描画されます。 あなたやコードの作者はチェックリストに目を通し、チェックボックスをオンオフするだけで自動的にチェックリストを更新できます。

IntelliJ IDEAおよびHubの更新

IntelliJ IDEAおよびHubの更新

このリリースでは多くの機能を導入したHub 2018.1が組み込まれていますが、最も重要なのは、UpsourceのインスタンスをGDPRに準拠させるために必要な機能を導入していることです。 また、Android Studio 3.0のプロジェクトに対応するためにIntelliJ IDEAのエンジンをバージョン2018.1にアップデートし、より新しいCassandraに切り替えました。

ビルトインTLSサポート

このリリースではビルトインTLSのサポートを追加し、Upsourceサーバーとクライアント間にTLS(SSL)で暗号化したHTTPS接続を確立できるようにしました。 必要な設定はすべてUpsourceのインストールウィザードで構成することができます。 すなわち、今後はTLSを終端するプロキシサーバーを使用する必要がないということです(ただし、ご希望に応じて引き続き使用することはできます)。

その他

ディスカッションインジケーターの改善

ディスカッションインジケーターの改善

コードレビューのリストを閲覧する際、各レビューで発生した、あるいは発生中のディスカッション数の合計だけでなく、未解決のディスカッション数を確認できるようになりました。

製品内通知のカスタマイズ

製品内通知のカスタマイズ

Upsourceの管理者は、全ユーザーに表示されるカスタムバナーを追加できるようになりました。 この機能は、今後のメンテナンスや組織変更に関する通知を行ったり、単に有益な情報を共有したりする目的で使用することができます。

レビューおよびブランチの並び順のカスタマイズ

レビューおよびブランチの並び順のカスタマイズ

レビューおよびブランチのリストに並べ替えオプションが登場しました。 レビューは最終更新時間、ID、タイトル、期日、ディスカッション数で並べ替えることができます。 ブランチは名前や最終更新時間で並べ替えることができます。

コードレビューに関するディスカッションの絞り込みを改善

コードレビューに関するディスカッションの絞り込みを改善

コードレビューページで、状態(解決済み/未解決)だけでなくラベルでもディスカッションを絞り込めるようになりました。これにより、長大かつ長期にわたるレビューをより扱いやすくなるかと思います。

メール通知のスレッド化

Upsourceからの通知が、参照先のコードレビューごとに正常にスレッド化されるようになりました。

UpsourceからGitHub プルリクエストのmerge、squash、rebase

GitHub プルリクエストのマージ方法(merge、squash、rebase)を選択できるようになりました。

レビュー担当者(ウォッチャー)グループの追加

コードレビューで複数のチームメイトからの承認が必要な場合、各チームメイトを1人ずつレビュー担当者に割り当てるのではなく、グループとして追加できるようになりました。

Upsource IDEプラグインでのリアクション

最近導入されたリアクションを、Upsource Integration IDEプラグインからも利用できるようになりました。

Vueのシンタックスハイライト

Upsource 2018.1では .vue ファイルのシンタックスハイライトを追加しています。

Terraformのシンタックスハイライト

Upsource 2018.1では .hcl、.tf および .tfvars ファイルのシンタックスハイライトを追加しています。