YouTrack に通知センターが実装されました

新たにアプリに実装された通知センターは、購読中の課題の更新、メンション、コメントへのリアクションに対応するメッセージを配信します。 YouTrack Lite のタイムトラッキングで作業項目の追加と表示を行えるようになりました。 また、課題の処理やユーザーおよびアクセス管理に関連する更新も行われています。これにより、プロジェクト管理者とユーザーの両方にとって、YouTrack の使い心地が改善することを期待しています。

通知センター

通知センター

アプリケーションヘッダー内にある通知センターのアクセスポイントから、YouTrack 内の任意のページから通知を表示できます。 通知センターは購読中の課題や記事に対する変更を通知し、他のユーザーから課題やコメントでメンションされた場合に警告を表示し、他のユーザーからのコメントに対するリアクションを表示します。 つまり、手元の作業を止めることなく最新情報を把握できます。

通知センターに配信されるメッセージの大部分は、リアクションの追加、課題詳細の表示、コメントの追加など、会話の内容を把握するのに役立つ追加のアクションに対応しています。

通知設定で通知手段を選択できるようになりました。YouTrack から離れることなく、メール、Jabber、通知センターですべての最新情報を取得できます。

YouTrack Lite のタイムトラッキング

YouTrack Lite のタイムトラッキング

最新のアップデートでは、YouTrack Lite 内の作業項目を追加および表示できるようになりました。 課題解決に要した経過時間が自身や所属チームにとって重要なメトリクスである場合は、YouTrack Lite または YouTrack Classic のどちらでも追跡できるようになりました。

課題の操作に関する更新

すべてのサブタスクを検索

すべてのサブタスクを検索

プロジェクト内のタスクが複数のレイヤーを持つツリー構造になっている場合、階層の数を問わず、コマンド 1 つで特定の課題のサブタスクをすべて検索できるようになりました。 例えば、「エピック -> ユーザーストーリー -> タスク」のタスク構造を使用している場合は、エピックの課題に対して aggregate subtask of:(集計 以下のサブタスク:)<課題 ID> の検索クエリを実行すると、ユーザーストーリーとタスクに含まれるすべてのサブタスクが表示されます。

課題フィールド内の有効なリンク

課題フィールド内の有効なリンク

プロジェクトマネージャーは、YouTrack の課題にさまざまなリソースを集約すると便利かもしれません。 YouTrack で課題のカスタムフィールドに含まれるリンクを処理できるようになりました。 文字列型のフィールドにリンクを貼り付け、ワンクリックでリンク先に移動できます。

インポートに関する更新

インポートに関する更新

インポートは実験的な機能ではなくなりました。 YouTrack のインポートウィザードを使用すると、Jira と GitHub からの継続的なインポートを設定できます。 また、Mantis、Redmine などの他のトラッカーからの課題の抽出、ある YouTrack インスタンスから別のインスタンスへのタスクとプロジェクトの移行に対応したほか、Confluence のナレッジベースをインポートしてチームのアセットを一か所にまとめられるようになりました。

VCS の変更履歴が使用される Jira からインポートされるプロジェクトの場合、GitHub / GitLab / Bitbucket との連携機能により、コミットメッセージとプルリクエストの履歴をインポートした課題で表示できるようになりました。

ユーザーおよびアクセス管理機能の強化

ユーザープロファイルのカスタマイズ

ユーザープロファイルのカスタマイズ

ユーザーが資格情報、メールアドレス、名前だけでなく、カスタム属性で自分のプロファイルを充実化することを YouTrack の管理者が許可できるようになりました。 これらの属性を使用すると、入社日、従業員番号、オフィスの所在地、役職、電話番号といったさまざまな情報を格納できます。

カスタム属性は Active Directory サーバーとの同期や REST API を使用したアクセス、YouTrack ワークフローでのアクセスに対応しているため、プロセスを自動化できる可能性が大幅に広がります。

ユーザーグループのネスト化

ユーザーグループのネスト化

構造があまりフラットではないチームや会社のために、YouTrack は管理者があるユーザーグループを別のグループの下にネストできる機能を提供しています。 ネストされたグループは、親グループに付与されたすべてのロールを継承します。

このため、複数プロジェクトに対するアクセス権限の管理や、チームに対する段階的なアクセスレベルの付与が楽になります。 管理者があるユーザーグループに一部の権限を付与すると、そこに含まれるすべてのグループが同じ権限を持つように更新されます。

Google 認証モジュールのマルチドメイン対応

管理者はこの設定を使用し、特定ドメインのメールアドレスを持つユーザーのユーザーアカウントのみを作成できるように制限することができます。 大規模なチームや規模が大きくなったプロジェクトでは、1 つのドメインでは不十分な場合があります。 追加ドメインを改行区切りで追加することで、複数のドメインを指定できます。