YouTrack にワークフロー作成ツールを導入

ワークフローは、指定条件に基づいて YouTrack にタスクを自動更新させるための一連のルールです。 ワークフローを使用すると、新しいサポートリクエストを最も手が空いているエンジニアに割り当てる、一定時間内に回答がない場合にエスカレーションする、チームメンバーの作業時間が長すぎる場合にプロジェクトマネージャーに通知するといったさまざまな日常業務を自動化できます。

以前は、JavaScript でワークフローを記述する必要がありましたが、 このバージョンからはコードを一切記述することなくビジュアルエディターで作成できるようになっています。 このため、急激に増加している非技術系ユーザーが技術的な知識やプログラマーの支援を必要とすることなく、YouTrack の非常に強力な自動化機能を使用して独自のワークフローを作成できるようになりました。

YouTrack IDE プラグインに、新しいワークフロー作成ツールで作成された、または JavaScript コードで記述された YouTrack ワークフローをトラブルシューティングできるリモートデバッガーが搭載されました。 このデバッガーを使用すると、ワークフローの実行を停止し、各ステップで何が起きているかを調査できます。 例えば、課題フィールドに含まれるデータを調査したり、条件が true か false かであることを確認したりできます。 このため、ワークフローのロジックまたはコードに潜むミスを特定し、修正しやすくなります。

Figma のデザインと完全に対話型の Google カレンダーを YouTrack の課題、記事、およびコメントに埋め込めるようになりました。

ダッシュボードとプロジェクトページの期日カレンダーウィジェットで、カレンダー上のタスクの期日をドラッグアンドドロップ操作で変更できるようになりました。

ナレッジベース記事に、ナビゲーション目次が表示されるようになりました。この目次は、記事のテキストに含まれる見出しから自動的に生成されます。 目次は、各記事の右上にある切り替えボタンで表示または非表示にできます。

「2フィールドごとの課題」レポートと「任意のフィールドごとの課題」レポートの軸として、課題リンクタイプを指定できるようになりました。 この軸を「2フィールドごとの課題」レポートに使用すると、例えばサブタスクの件数で並べ替えられた課題、またはそれらの課題にリンクされている依存課題を表示するレポートを作成できます。また、このレポートにはリンクされている各課題の優先順位を示す色分けされたチャートが含まれます。 この機能は、特に注意が必要な課題を特定して注力する上で役立ちます。

Zendesk と monday.com から YouTrack に移行または継続的にインポートするための新しいスクリプトが追加されました。

Zendesk のチケットを、カスタムフィールド、コメント、添付ファイル、およびユーザーと共にインポートできます。 monday.com スクリプトは、ボードをプロジェクトとして、項目をタスクとして、フィールド、フィールド履歴、投票、タグ、コメント、添付ファイル、ユーザー、およびチームと共にインポートします。

カスタマイズ可能な「この行より上に返信」区切りを含めるオプションをメール通知に追加しました。 このオプションを使用すると、メールボックス統合による受信メールメッセージの解析と、ユーザーの返信内容の特定が容易になります。 この区切り文字は、「プロジェクト | 歯車メニュー | 設定 | 通知」で構成可能です。