JavaScript / TypeScript 向け補完機能の強化、Stylelint のサポート改善、組み込みの HTML プレビューの実装、エディターのフォントの太さを選択するための新しい設定の追加、プルリクエスト操作機能の強化を行っています。
JavaScript / TypeScript ファイルでの補完候補が、機械学習アルゴリズムを使用して並べ替えられるようになりました。 詳細は、こちらのブログ記事を参照してください。
WebStorm がトップレベルの変数や、関数名およびクラス名の補完候補を表示する際にファイル名を考慮するようになりました。
JSDoc コメントの可読性を向上するため、JSDoc タグの値と種類のカラースキームを微調整できる新しいオプションを実装しました。 このオプションは、Preferences / Settings | Editor | Color Scheme | JavaScript / TypeScript にあります。
WebStorm では個々のインスペクションをプロジェクト全体のみならず、ステートメントやクラスなどの詳細なレベルでオフにすることができます。 バージョン 2021.1 では、ファイル単位でインスペクションを無効化することもできます。
WebStorm にリモート共同開発およびペアプログラミング用の新サービスである Code With Me が組み込まれました。 このサービスを使用すると、IDE からリアルタイムに共同コーディングを行い、他のユーザーと相談することができます。
バージョン 2021.1 以降の WebStorm は、.vue ファイルで使用されている CSS モジュールをサポートします。 IDE は $style プロパティを適切に解決し、対応するコード補完、ナビゲーション、基本的なリファクタリングの機能を提供します。
組み込みの HTTP クライアントをより便利に操作できるようになりました。 新しいアイコンを使用してレスポンスの出力を折りたたみ、レスポンスの上下にすばやくスクロールできるほか、数クリックで http:// プロトコルの使用箇所を検索して置換できる機能など、複数の機能が追加されています。
.md または .coffee などのファイル用に ESLint が設定されている場合、ESLint が報告するエラーをエディターで確認できるようになりました。 この機能を使用するには、対象のファイルタイプを新しい Run for files(指定ファイルに対して実行)フィールドに追加してください。
WebStorm が JSON Lines テキストフォーマットをサポートするようになりました。 IDE は .jsonl、.jslines、.ldjson、.ndjson のファイルタイプを認識します。
数クリックで Stylelint で CSS コードを修正できます。 ファイル内の問題箇所にマウスカーソルを合わせるか、キャレットを配置したあと、Alt+Enter を押してから Stylelint: Fix current file(Stylelint: 現在のファイルを修正)を選択するだけです。
また、Preferences / Settings | Languages & Frameworks | Style Sheets | Stylelint の対応するフィールドで構成ファイルのパスを指定できるようになりました。
WebStorm から静的な HTML ファイルを直接プレビューできるようになりました! HTML ファイルやリンク先の CSS / JavaScript ファイルに対する変更が保存されると、プレビューが自動的に再ロードされて変更が反映されます。
When working with style sheets, you can now check the specificity of your selectors – just hover over a selector that you want to check. あるいは、セレクターにフォーカスがある状態で Ctrl+Q を押し、この情報をドキュメントポップアップに表示することもできます。
細字、標準、太字など、使用するエディターのフォントをさまざまなバリエーションから選択できるようになりました。 この新しいオプションは、Preferences / Settings | Editor | Fonts の Typography Settings で調整できます。
複数のタブを分割表示で開いていませんか? 操作中のタブをダブルクリックすると、そのタブに合わせてエディターのウィンドウが最大化されます。 タブをもう一度ダブルクリックすると、元のサイズに戻ります。
WebStorm に MDN ドキュメントがバンドルされるようになりました。 これによって MDN の Web サイトとの接続に関する問題を回避し、エディター内にドキュメントを高速に表示できるようになります。 また、ドキュメントの情報がさらに拡充されました。例えば、JavaScript API のサポート対象ブラウザーバージョンに関する情報を確認できます。
Windows のハイコントラストモードを使用している場合、WebStorm は初回起動時に OS と同期してハイコントラストテーマを適用します。 また、スクリーンリーダーを使用している場合にいくつかの UI 要素が正しく読み上げられるようになりました。
Windows のジャンプリストに対応しました。タスクバーやスタートメニューの WebStorm アイコンを右クリックして最近使用したプロジェクトを開けるようになりました。
プルリクエストをより効率よく操作するのに役立つ複数の機能強化を行いました。 例えば、+ アイコンをクリックするだけで Pull Requests ツールウィンドウから新しいプルリクエストを直接作成できるようになりました。
WebStorm が Git コミットメッセージテンプレートを新たにサポートしました。テンプレートを使用することにより、メッセージに含めるべき項目を確実に記述できるようになります。 このようなテンプレートを定義しておくと、IDE がそのテキストを初期コミットメッセージとして表示します。
新しい Save to Shelf(シェルフに保存)アクションを使用すると、変更をローカル環境に留めたまま、変更を Shelf(シェルフ)にコピーできます。 この機能を試すには、Ctrl+Shift+A を押してから Save to Shelf と入力してください。