CLion が今年で 10 周年を迎えることとなり、思い出に残る年にするための計画を進めています。 2025.1 では CLion Nova 言語エンジンを改善したほか、デバッグ、組み込み開発、およびプロジェクト形式に関する更新を行いました。 そして今回はさらにもう 1 つの変更をお知らせします。CLion を非商用利用に限って無料化しました!
この IDE が WebStorm、Rider、および RustRover に導入されたモデルに従い、非商用利用に限って無料化されました。 この変更は、ライセンス料金を負担に感じることなく、学生、ホビイスト、およびオープンソースへの貢献者が CLion の学習と探索を行いやすくすることを目的としています。
非商用利用の範囲には個人的なプロジェクト、学習、およびコンテンツ制作が含まれ、商用利用では引き続き標準のライセンスが必要となります。
従来の CLion の Docker ツールチェーンでは、コンテナーをローカルで操作することしかできませんでした。 このリリースでは、リモート Docker ツールチェーンのサポートを追加し、SSH 接続を介してリモートコンテナーを操作できるようになりました。
以下の手順でリモート Docker ツールチェーンを構成できます。
このリリースでは、Qt レンダラーのダウンロード手順をなくすことで、その構成作業を単純化しました。 Qt レンダラーがバンドル化され、デフォルトで有効化されるようになりました。 このため、Qt アプリケーションをデバッグすると、即座に人間が判読できる形式で変数を表示することができます。
Qt レンダラーが不要な場合は、Settings(設定)| Build, Execution, Deployment(ビルド、実行、デプロイ)| Debugger(デバッガー)| Data Views(データビュー)| C/C++ | Renderers(レンダラー)で無効にしてください。
2025.1 リリースのその他の更新の詳細については、ブログ記事をご覧ください。