2023 年開発者エコシステムの現状

このレポートは世界中の 26,348 人の開発者から集められたインサイトの集大成です。開発者の世界は広大で多様性に富んでいるため、限りなく魅力的な探索および学習領域となっています。当社はこのような毎年実施される調査活動を通じてこの魅力あふれる世界を探索し、開発者とその制作物に関する貴重なインサイトを明らかにし、分かった事実をコミュニティと共有することを目標としています。

開発者エコシステムの現状レポートには、プログラミング言語、ツール、テクノロジーから人口統計やおもしろ情報に至る広範なトピックをカバーする情報が含まれています。また、開発者のユニークなライフスタイルを覗き、開発者の情熱や関心事も明らかにしています。

今年は AI に関する質問にも範囲を広げました。AI に対する開発者の見解、懸念、よく使用されている AI アシスタントの機能、AI によって強化されたツールの現在の採用状況を調べています。

このレポートは一般に公開されており、その内容は情報源が適切に記載されている限りご利用いただけます。

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ハイライト

過去 7 年間で最も使用されているプログラミング言語と 2024 年の導入可能性

過去 12 か月間にどのプログラミング言語、スクリプト言語、およびマークアップ言語を使用しましたか?

JavaScript の人気がわずかに低下

3 大言語には過去 3 年にわたって変化は見られていませんが、JavaScript のシェアが着実に減少しています。JavaScript プログラマーが他のプログラマーよりも別の言語を学習する可能性が高いことから、この数値は少しずつ減少し続けると考えてもよいでしょう。

Rust への信頼: 成長の道

今年はよく使用されている言語の中で人気の記録を更新したのは Rust だけでした。厳格な安全性とメモリ所有権のメカニズムを備えた C++ を置き換えることを目指している Rust は、初めのうちは Go を圧倒する可能性があります。Go ユーザーの 6 人に 1 人が Rust の導入を検討しているためです。Rust は他の言語への移行を望むプログラマーが元も少ない言語として突出しています。

Objective-C は事実上廃止済み

近年でユーザーの 3 分の 2 を失っている Objective-C は廃止が近づいているように見えます。この言語は 1984 年に登場して以来、Apple がその後継である Swift を 2014 年にリリースするまでは高い人気を誇っていました。Kotlin や Dart などの他のクロスプラットフォーム言語など、iOS 開発者には多くの選択肢があるため、現在では Objective-C に固執する理由はほとんどありません。

さらに詳しいインサイトについては、「言語」セクションをご覧ください。

最高給与所得者のシェア(主要言語別)

最高給与所得者とは、その国または地域で給与が上位 4 分の 1 に入る従業員を指しています。

2023 年は Scala、Go、Kotlin の開発者が最高給与所得カテゴリの上位 3 位にランクインしました。雇用主はこれらの複雑な言語を扱えるスペシャリストの価値を認識しているため、結果的に Scala、Go、Kotlin の開発者が上位所得者として突出するような競争環境となっています。

テック産業における過去 3 年間の性別分布

当社のアンケートデータでは 2021 年から一貫して女性開発者の割合が改善されていないことが示されています。開発者の 5% しか女性がいないということは、この業界に巨大なジェンダーギャップが存在するということです。すべての人に平等な機会と代表権を確保するには、コミュニティが一体となってジェンダー多様性の問題に対処できる新しいアプローチを考案する必要があります。

特筆すべき点としては、2023 年には韓国で 30 歳未満の女性プログラマーが 14% を占めるという明るい傾向が示されたことが挙げられます。これはおそらく、ジェンダー平等の推進と女性が IT 分野でキャリアを追求することを奨励することを目的として 1990 年代半ば以降から実施されてきた長期的な戦略政策の結果であると考えられます。

ジェンダーバランス、給与、地理、およびその他の開発者トレンドについては、「回答者に関する情報」セクションをお読みください。

生成 AI サービスの複雑な展望

以下の各文章について同意しますか?

77%

ChatGPT を使用している開発者の割合。

46%

GitHub Copilot を使用している開発者の割合。

既存のコーディング向け AI アシスタントについて、次の機能をどれくらいの頻度で使用していますか?

開発者の間で最も一般的な AI アシスタントの使用方法は、自然言語でソフトウェア開発に関する一般的な質問をすることです。

次のアクティビティを AI アシスタントに任せる可能性はどれくらいありますか?(AI アシスタントが人間並みのパフォーマンスを発揮する理想的な世界だと仮定した場合)

AI assistant

JetBrains AI Assistant

AI Assistant はソフトウェア開発用の AI 駆動型機能を提供します。JetBrains AI サービスは IDE ユーザーとさまざまな大規模言語モデル(LLM)を透過的につなげます。AI Assistant はコンテキストを認識するため、生産性を向上させて開発者がタスクをより素早く完了するのに役立ちます。

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新製品

2023 年のソフトウェア開発における人工知能の使用に関する詳細は、新しい「AI」セクションをご覧ください。

開発者コミュニティにおけるメンタルヘルス

2023 年は燃え尽き症候群を経験したことのある開発者にメンタルヘルスへのより強い関心が見られました。燃え尽き症候群を経験したことのない開発に比べて 7 パーセントポイント多くなっています。このような開発者は自己監視アプリやデバイスを使用して身体活動や睡眠の品質を追跡する傾向が 6 パーセントポイント多くなっています。

興味深いことに、燃え尽き症候群の影響を受けた開発者は自己管理や時間管理などのメンタルヘルス関連の要因がコーディングの生産性に大きな影響を与えていると感じています。反対に、燃え尽き症候群を経験したことのない開発者は新しい IDE の学習や IDE 機能のアップグレードなど、メンタルヘルスへの関連性がより低い要因と生産性の強化を結び付けています。

73%

キャリアのある時点で燃え尽き症候群を経験したことのある開発者の割合。

開発者コミュニティにおけるメンタルヘルスに関する詳細な情報については、「開発者のライフスタイル」セクションをご覧ください。

学習と開発

他のキャリア分野から IT に転向したことはありますか?

開発者になるための最初の一歩となったのは、次のうちどの教育機関またはリソースでしたか?

開発者のライフスタイル」セクションには、開発者の教育とトレーニングに関する最新のトレンド情報がより詳しく掲載されています。

データサイエンスと機械学習

どのようにしてデータサイエンス、機械学習、またはデータエンジニアリングを学習しましたか?

上記の 2 つのグラフからわかるように、2023 年にはほとんどの開発者がプログラミングを主に大学やその他の正式な教育機関で学習したと答えています。その一方、データサイエンス、機械学習、またはデータエンジニアリングの分野では回答者の半数以上が独学と答えています。

次のうち、どのデータ関連の活動に関与していますか?

データサイエンス、データ解析、機械学習に関するその他のインサイトについては、「データサイエンス」セクションをご覧ください。

DevOps とクラウド開発のトレンド

どのクラウドサービスを使用していますか?

この質問はクラウドサービスでホスティングしていると答えた回答者にのみ提示されました。

63%

Docker を使用している開発者の割合。

インフラストラクチャ開発、ホスティング、コンテナー、構成管理ツール、インフラストラクチャのプロビジョニングに関するインサイトについては、「DevOps」セクションをご覧ください。

ソフトウェアのテスト

58%

自動テストを開発している回答者のうち、テスト業務に関与している人の割合。

46%

テストプロセスの一環としてテストケースデザインを使用している回答者の割合。

あなたのプロジェクトにはどのような種類のテストがありますか? 

開発者と QA エンジニアが使用しているテスト実践に関する詳細については、「テスト」セクションをご覧ください。

オープンソースプロジェクト

41%

オープンソースプロジェクトに貢献した回答者の割合。20% がほぼ定期的に貢献しています。

オープンソース、クロスプラットフォーム、静的解析、その他のトピックに関する追加情報については、「開発」セクションをご覧ください。

リモート・共同開発

49%

リモート開発に従事している回答者の割合。

61%

共同開発に従事したことのある開発者の割合。45% はオンラインで、30% は対面で従事したと答えています。

同時リモート共同開発にはどのツールを使用していますか?

詳細は、「リモート開発」セクションをご覧ください。

コミュニケーションツール

次のうち、どの種類のツールでモバイルアプリバージョンを使用していますか?

モバイルアプリをコミュニケーションツールとして使用している割合は 2020 年と 2021 年にピークを迎えて以来、明らかに急落しています。オフィスに戻ることを奨励している企業が多く、そのようにしている従業員が増えていることが理由だと思われます。

課題追跡ツール、バージョン管理システム、CI/CD ツール、コミュニケーションツールに関する詳細については、「チームツール」セクションをご覧ください。

ハイライト:

2023

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