Go

その効率と速度、並行性機能、強力な標準ライブラリ、単純さ、および可読性で知られる Go は間違いなく本番運用可能な言語であるため、作業に Go を使用する開発者のシェアが増加しているのは驚くことではありません。Google、Dropbox、Microsoft、PayPal、Netflix といった多数の大企業が Go を本番環境で使用しています。

このデータは Go チームが実施したアンケートで見た数字とある程度一致しています。Go はクラウドネイティブのアプリケーションと DevOps ツールの構築に広く使用されているため、「クラウド言語」とよく呼ばれています。Go 開発者が Linux と macOS を使用するのが一般的であるのはそのためです。

Go 開発者のわずか約 3 分の 1 が 1 つのプロジェクトにのみ取り組んでいるのに対し、残りは同時に複数のプロジェクトに取り組んでいます。

Go は下位互換性に優れていますが、一部のユーザーは依然として複数のバージョンを同時に実行しています。そのようなユースケースの 1 つとして、開発者が 2～3 個の異なるバージョンの Go を実行してリグレッションを捕捉し、その他の問題を検出するように CI をセットアップしている場合が挙げられます。

html/template が上位に上がるのは当然です。このパッケージはユーザー生成データなどの潜在的に危険なコンテンツを自動的にエスケープ処理し、コードインジェクション攻撃の防止に役立ちます。

最近の Go アンケートによると、Go 開発者の 37% が Go を使用してウェブサイトとウェブサービスを構築しています。このデータから、多数の開発者が同じプロジェクトで JavaScript、TypeScript、Go を併用している理由がわかります。

Python が上位にランクインしているのは、多数の Python プロジェクトが Go に移行している傾向にあることが原因だと思われます。開発者が Python で書かれたプロジェクトに新しいサービスを追加する場合、効率、並行性のサポート、ネットワーキングとウェブサービスでの強力なパフォーマンスで知られる Go を使用して追加する傾向があります。このアプローチには欠点があるものの、開発者がコードベースを書き換える必要はありません。

GoLand は JavaScript と TypeScript を初期状態でサポートしています。また、Python Community Edition プラグインをインストールして、その Python サポートを利用することもできます。

ワークスペースモードは Go 1.18 で導入されたもので、開発者がモジュールごとに go.mod ファイルを編集せず、同時に複数のモジュールで作業することを可能にします。Go ワークスペースを使用することで、1 つの go.work ファイルを使ってすべての依存関係を管理することができます。

Go におけるベンダリングとは、特定のプロジェクトに必要な依存関係のコピーをローカルに作成し、それをファイル構造に含めることです。そうすればアプリケーションの構築に必要なすべてのコードを確実にプロジェクトに含めることができるため、外部ソースから依存関係をダウンロードする必要がありません。

ほとんどのアプローチと同様に、ベンダリングにもいくつかの欠点があります。開発者の中にはコードリポジトリの透明性が低下し、変更のレビューが困難になると考える人もいます。Go モジュールを使うことで、開発者は依存関係をキャッシュして常に適切なパッケージバージョンを入手可能にする Go プロキシなどの機能によってベンダリングを避けることができます。

標準ライブラリが依然として gorilla/mux と go-chi/chi という 2 つの人気ルーターを上回っています。gorilla/mux と標準ライブラリの違いをより良く理解するには、Go REST ガイドをご覧ください。

ジェネリクスのサポートは以前から Go 開発者から要望がありましたが、2022 年 3 月の Go 1.18 でようやく追加されました。それから 1 年ほど経ち、Go 開発者の 80% 以上がジェネリクスを使用しているか、使用したことがあると答えています。

TinyGo は組み込みシステムまたは WebAssembly 向けに小規模の効率的なプログラムを作成する必要がある場合に優れた結果を出します。この結果が示すように、TinyGo は CLI の作成にも使用されています。Go には優れた標準ライブラリが備わっていますが、基本的なタスクを実行する CLI を作成している場合はその性能をすべて引き出す必要はないでしょう。このような場合には TinyGo がより適したツールとなります。CLI を小規模かつ正確に維持できるためです。