外部統合による Space の拡張

アプリケーション、統合、ワークフローは独自に作成したり、サードパーティのベンダーが JetBrains Marketplace で提供しているものを使用したりできます。

HTTP API

Space では、機能が豊富でドキュメントが充実した HTTP API を提供しています。ユーザーや管理者は、この API を使用して以下のようなさまざまなアクションを実行できます。

  • サードパーティ製アプリケーションのチャットとの統合(外部サービスから Space のチャットへの通知送信、対話形式のメッセージとアクション付きのメッセージを備えたボットの構築など)。
  • サードパーティのアプリケーションとサービスとのコンテンツおよびデータの共有。
  • データ(記事、ユーザープロファイルの記録、課題など)を他のリソースからインポート、および他のリソースへエクスポート。
  • ユーザー、チーム、場所、その他のエンティティをプログラムで管理。
  • Space リポジトリと外部サービスとの統合(CI/CD サーバーからのビルドステータスの受信など)。
  • それ以外にも様々な機能と拡張性を備えています。
HTTP API

詳細については API Reference を参照するか、所属する Space の組織で HTTP API Playground を使用してください。

ウェブフック

ウェブフック

Webhook(ウェブフック)をセットアップして課題トラッカー、CI /CD サーバー、デプロイツールなどの外部サービスに Space で発生したイベントを通知することができます。

外部サービスへのプッシュ通知手段としては、ウェブフックは一般的にポーリングよりも好まれています。

Space は、全体(組織全体)とプロジェクト/リポジトリ単位の両方に対して ウェブフックをサポートしています。

Space の ウェブフックに関する詳細

Kotlin および .NET 対応の Space クライアント SDK

Kotlin および .NET 対応の Space クライアント SDK

Space とソースコードレベルでより緊密に連携したい方のために、Kotlin および .NET に対応した公式 Space クライアント SDK(ソフトウェア開発キット)を配布しています。

開発者は Kotlin 対応の Space クライアント SDK を活用しながら、Java / Kotlin / Scale その他多くの JVM ベースの言語でアプリケーションを開発できます。

GitHub で Kotlin 対応の Space クライアント SDK をチェックする

GitHub で .NET 対応の Space クライアント SDK をチェックする

アプリケーション

Applications(アプリケーション)は Space の主な拡張手段です。 Applications は Space に外部アプリケーションを登録する方法だと考えることができます。 また、Space の各種モジュールと連携してユーザーの管理、Git 操作の追跡、チャットへのメッセージ送信などを行うサーバーサイドアプリケーションやクライアントサイド(JavaScript またはモバイル)アプリケーションになるかもしれません。

アプリケーション

Space のアプリケーションは次の 2 種類です。

Marketplace アプリケーション

アプリケーションは JetBrains Marketplace で配布されます。拡張機能の開発者はこのプラットフォームにアプリケーションを公開し、それをエンドユーザーが発見してインストールできるようにします。 同プラットフォームではすべての JetBrains 製品がサポートされており、Space アプリケーションもサポートされる予定です。 Marketplace では無料・有料両方の拡張機能が公開されています。

プライベートアプリケーション

プライベートアプリケーションは JetBrains Marketplace には公開されず、組織内で開発・配布されるアプリケーションです。 プライベートアプリケーションについては、会社独自のユースケースやワークフローに対応できます。

アプリケーションのモデルについてはドキュメントを参照してください。

対話型ボットとスラッシュコマンド

アプリケーションと Space との連携機能を使用すると、作業環境を切り替えずに集中力を維持したまま Space のチャットでメッセージ、コードレビュー、ToDo リスト、会議を直接操作できます。

対話型ボットは Space の優れた拡張可能領域モデルの一つです。 アプリケーションではチャットのメッセージに応答するボットを登録できます。また、テキストや高度なアクション(複数選択肢用のボタンなど)を使用してボットと連携できるようになります。

対話型ボット

ボットのほか、Space では「/コマンド」をメッセージボックスに入力してアプリケーションと通信できるスラッシュコマンドを使用できます。

スラッシュコマンド

Space のボット API に関する詳細

Space のスラッシュコマンドに関する詳細

Space を承認サーバーとして利用する

Space を承認サーバーとして利用する

アプリケーションや連携機能、外部サービスから Space へのアクセスには、業界標準の承認プロトコルである OAuth2 を使用しています。 Space に接続するすべてのアプリケーションや API クライアントは、OAuth 2.0 クライアントである必要があります。

または、独自のトークンを使用できます。

いずれの場合も、詳細な権限設定を行う必要があります。

プロジェクトレベルでアプリケーションに対する承認のリクエストと付与を行ないます。 新しいアプリケーション、権限リクエスト、およびアプリのアップデートに関する通知を個人フィードまたはグループチャンネルで受信します。

Space での認証と承認に関する詳細

今後実装予定の新機能 近日公開

私たちのチームは Space のさらなる拡張機能の強化に積極的に取り組んでいます。 現時点では、以下の新機能を予定しています。

  • Marketplace アプリケーションとプライベートアプリケーションの完全サポート。
  • さらにリッチな HTTP API(インターフェースで実行できるすべての操作などを API 経由で公開する必要があります)。
  • すべての Space イベントでウェブフックを幅広くサポート。
  • 着信ウェブフック。
  • フォームを含む、対話性を向上させたメッセージワークフロー。
  • 拡張可能なメニューと UI のカスタマイズ、iFrame のサポート。

JetBrains Space パートナープログラム

お客様、無料プランのユーザー、コンサルタント、ソフトウェアベンダーなど、お客様のユーザーステータスや役割に関係なく、Space 上に開発するためのオープンプラットフォームを無償で提供することを約束しています。

(Marketplace のアプリケーションを使用して、またはカスタムサービスプロバイダーとして)JetBrains Space と提携した開発を行いたいとお考えの方は、JetBrains Space パートナーシッププログラムをご覧ください。